2020.11.27
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)について
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情報セキュリティマネジメントとは
ISMSを策定し、実施すること。
ISMSとは
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)とは、組織における情報資産のセキュリティを管理するための枠組み。
ISO/IEC 27000 シリーズとは
国際標準化機構 (ISO) と国際電気標準会議 (IEC) が共同で策定する情報セキュリティ規格群。ISMSでの情報セキュリティの管理・リスク・制御に関するベストプラクティスを提供する。
あらゆる規模と形態の組織に適用可能。ISMS にはPDCAサイクルによる継続的なフィードバックと改善が導入されている。
ISO/IEC 27001
組織の ISMS を認証するための要求事項、フレームワーク。数万の組織がすでにISO/IEC 27001によるISMS を実施している。
情報の機密性・完全性・可用性の3つをバランスよくマネジメントし、情報を有効活用するための組織の枠組みを示している。
取得するメリット
- 情報セキュリティのリスクの低減
- 企業としての信用性の向上
- 従業員の情報セキュリティに対する意識の向上
プライバシーマークとの違い
ISO/IEC 27001は情報資産すべてが対象、プライバシーマークは個人情報が対象。規格は JISQ15001:2006。両方取得しても良いけど、普通は、どちらか一方で良い。
費用
認証登録:会社の規模によっても料金設定に幅があり、最低規模の審査でも50万円~100万円ほど。第一段階審査(文書審査)、第二段階審査(現地審査)の2回に分かれている。
維持審査:年に1回(更新審査がある場合は不要)。認証登録時の約3割の金額。
更新審査:3年に1回。登録時の約6~7割の金額。
設備投資:セキュリティソフト等のライセンス購入、入退室管理機器の購入など。
コンサルタント費用:ISMSの認証取得や運用を支援して貰う場合。
参照
保存版!ISMSを取得するためには?費用と手順と注意点