2020.10.14

【CentOS】yum、rpm、EPEL、Remi について

CentOS でインストールなどしている際に、よく出てくるアレコレをまとめてみました。

目次出力

よく使うアレコレ

yum … パッケージ管理(パッケージ同士の依存性管理)

rpm … パッケージ管理(単体のパッケージ)

EPEL … サードパーティ製リポジトリ(パッケージがおいてある場所)

Remi … サードパーティ製リポジトリ(パッケージがおいてある場所)

パッケージ管理について

なにかパッケージをインストールしたい場合、rpm でインストールすれば良いのだけれど、他に必要なパッケージがある場合などに、一つ一つインストールする必要がある。そんなとき、yum でインストールすると、その辺りも含めて一気にインストールできる。

リポジトリについて

  • リポジトリとは、パッケージが置いてある場所
  • 標準(公式)リポジトリとサードパーティ製リポジトリがある
  • サードパーティ製リポジトリのパッケージは、Red Hat社のサポート対象外になり、自己責任での利用となる

EPEL

使うには yum によるインストールが必要。

CentOS 6、7 の場合
# yum install epel-release

CentOS 8 の場合
# dnf install epel-release

インストールすると、yum 使用時に自動的に EPEL も使用する設定になっている。自動で使用しないようにするには、設定ファイルを書き換える↓。

# vi /etc/yum.repos.d/epel.repo
→enabled=0

その上で EPEL からパッケージを探したい場合は「–enablerepo=epel」をつける。

# yum --enablerepo=epel install [パッケージ名]

Remi

Remi リポジトリを使用したい場合は、EPEL リポジトリがインストールされている必要がある(インストール方法は上記参照)。

その上で、Remi をインストール。

CentOS 6 の場合
# yum install https://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-6.rpm

CentOS 7 の場合
# yum install https://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-7.rpm

CentOS 8 の場合
# dnf install https://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-8.rpm

Remi の場合は、自動で使用されない設定でインストールされる。Remi を使用したい場合は「–enablerepo=remi」をつける。

# yum --enablerepo=remi install [パッケージ名]

インストールされているリポジトリを確認

現在、yum にどのようなリポジトリが追加されているか、有効になっているか無効になっているかは、以下のコマンドで確認できます。

# yum repolist all

有効になっているリポジトリは「enabled」、無効は「disabled」となっている。

参照

↓のページでの説明が分かりやすかったです。

パッケージ管理の yum、rpm について

リポジトリについて

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