【CentOS】yum、rpm、EPEL、Remi について
CentOS でインストールなどしている際に、よく出てくるアレコレをまとめてみました。
目次出力
よく使うアレコレ
yum … パッケージ管理(パッケージ同士の依存性管理)
rpm … パッケージ管理(単体のパッケージ)
EPEL … サードパーティ製リポジトリ(パッケージがおいてある場所)
Remi … サードパーティ製リポジトリ(パッケージがおいてある場所)
パッケージ管理について
なにかパッケージをインストールしたい場合、rpm でインストールすれば良いのだけれど、他に必要なパッケージがある場合などに、一つ一つインストールする必要がある。そんなとき、yum でインストールすると、その辺りも含めて一気にインストールできる。
リポジトリについて
- リポジトリとは、パッケージが置いてある場所
- 標準(公式)リポジトリとサードパーティ製リポジトリがある
- サードパーティ製リポジトリのパッケージは、Red Hat社のサポート対象外になり、自己責任での利用となる
EPEL
使うには yum によるインストールが必要。
CentOS 6、7 の場合
# yum install epel-release
CentOS 8 の場合
# dnf install epel-release
インストールすると、yum 使用時に自動的に EPEL も使用する設定になっている。自動で使用しないようにするには、設定ファイルを書き換える↓。
# vi /etc/yum.repos.d/epel.repo
→enabled=0
その上で EPEL からパッケージを探したい場合は「–enablerepo=epel」をつける。
# yum --enablerepo=epel install [パッケージ名]
Remi
Remi リポジトリを使用したい場合は、EPEL リポジトリがインストールされている必要がある(インストール方法は上記参照)。
その上で、Remi をインストール。
CentOS 6 の場合
# yum install https://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-6.rpm
CentOS 7 の場合
# yum install https://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-7.rpm
CentOS 8 の場合
# dnf install https://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-8.rpm
Remi の場合は、自動で使用されない設定でインストールされる。Remi を使用したい場合は「–enablerepo=remi」をつける。
# yum --enablerepo=remi install [パッケージ名]
インストールされているリポジトリを確認
現在、yum にどのようなリポジトリが追加されているか、有効になっているか無効になっているかは、以下のコマンドで確認できます。
# yum repolist all
有効になっているリポジトリは「enabled」、無効は「disabled」となっている。
参照
↓のページでの説明が分かりやすかったです。
パッケージ管理の yum、rpm について
リポジトリについて